最近春の兆しが見えてきて心も何だかワクワクしてくるなーなんて。
今回は日本のラインセンスで作っていた時の
ディオールについてまとめようかなと思う。
マルタン・マルジェラ、ラフ・シモンズ、ヘルムート・ラング、ジャンポール・ゴルチエ
近年このようなブランドの過去の名作が、
アーカイブとして高値で取引されることが多くあるけど
あまり注目されないのがハイブランドの90年代までのライセンスでやっていた日本企画。
イブ・サンローランだったり
ディオールだったり。
ラインセンスの日本企画ってだけで、嫌悪感を抱くファッション好きの人も多いともうけど
当時の背景を知ると何だかとっても素敵なものに感じるはず。
そもそもラインセンスってなんだろう?
ラインセンスについて簡単にまとめると
ブランドの商標権を持っている会社と契約を結ぶことで
そのブランド名で商品を製造したり販売をすることができる仕組み。
そして商品が売れた時、その契約元の会社に売上の一部を支払う。
つまり名前を使って販売していいから、その分売上あったらお金払ってくださいねってことだろう。
工場からしたら、世界的なブランドの看板を背負う訳で責任は重大
ブランドの価値を下げるようなモノづくりは出来なく、品質もそれなりに担保される。
しかし大本の会社(ブランド)がどれほど製造元に目を光らせているかによって品質が変わり
ある程度自由にやってもいいよーなんていうブランドもあって
本国展開とは程遠いクオリティーのブランドもあるから
洋服が好きな人の中では
「ラインセンスで販売しているブランドねー。」
ってなる人もいるよね。
自分もはっきり言ってしまえばそんな考えを少し持っていた。
しかし本国通りの作り方をしっかり忠実に。
と厳格なブランドもあり。
それがこのOldディオールだと思ってる。
60年代〜90年代のディオール
第二次世界対戦が終わり60年代から90年代までのディオールは世界展開をどんどん広げていき
日本では鐘紡という繊維を製造していた紡績会社とラインセンスを結んだ。
靴やバック、時計などの制作は日本の様々な企業が一端を担ったがここでは割愛しようと思う。
現在はなくなってしまった会社だが、事業をついだカネボウ化粧品やクラシエなんかはよく耳にすると思う。
当時の背景を遡ると
デザインやパターン、素材など事細かに本国のディオールから提供を受けており
日本製造を担った鐘紡の現場縫製者はそれぞれアメリカやパリの工場へ視察にも行き、アメリカの大量生産の仕組みは当時の日本の現場では再現は難しいということもあり
最終的にはパリの製造法が日本の製造工場に合うとのことで採用された。
戦後まだまだ遅れを取っていたファッション業界でラインセンスを取得するだけでも相当なお金が動いており、もしこのラインセンス事業が失敗すれば国規模で大きな赤字を背負う状態。
当時は死に物狂いで外国に追いつこうと日本の製造技術は日々向上し最終的にはディオール本国の方からパリで同じものを売れるとまで言われたそうな。
当時ディオールは鐘紡に全幅の信頼を置いていたそうで、それだけ本国から認められたものづくりをしていたのがわかる。
つまりこれって、本国のデザイン、パターン、素材をそのまま日本の丁寧なものづくりで作っていたって解釈していいのでは、、、?
今回購入したクリスチャンディオールのセットアップ
早速購入したのが、クリスチャンディオールのダブルのセットアップ。
最近こんな感じの少しクラシックな洋服がきになっていた
シルエットは今のトレンドにも合いそうな、少しゆったり目のシルエットで
表地は少し厚めのウール100%で裏地はキュプラ100%
素材の高級感はさすがディオールと言わんばかりで
裁縫もとても丁寧で糸のほつれも一つもない
メゾンのブランドとしては当たり前なのかもしれないけど
とても高級感溢れる服になっている。



作りに対して今の相場の価格はまだまだ安く2万円もあればセットアップのスーツが買えるぐらい
今高騰しているアーカイブの商品を買うのはもちろんいいと思う。
ただちょっと高くて手が出せないなーって人はここら辺を狙うのもすっごくいいんじゃないかなって
メルカリだったりセカスト、近くのリサイクルショップなんかでもまだまだ数はあるから自分にあう一着をぜひ探してみて!
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